2014年、「よりよい長野を創る」ことを目指し発足したながの協働ねっと。
思いやその活動に共感し賛同した会員が今では39団体になりました。
その会員は、NPOや行政、企業、個人など多種多様な団体、人がいます。
「もっと外の人にも知ってもらいたい」「会員共通の団体シンボルがほしい」という思いを持ち始めた頃、長野美術専門学校から「学生の学びに何か一緒にできないか」とお声かけいただきました。
わたしたちは、「先入観がない新鮮な学生たちの目で、団体のロゴを作ってもらうことは団体としてもステップアップになるのでは」と 考え、団体のロゴ作成を依頼し、「シンボル制作プロジェクト 」が始動しました。
不安と期待が入り混じりながら始まったプロジェクトでしたが、率いる相澤徳行先生は、プロのデザイナーであり学校の卒業生。学生の気持ちも察知し、顧客であるわたしたちの考えも尊重し、丁寧にプロジェクトを進行してもらいました。
プロジェクトに取り組むのは、団体のことは全く知らない5人の学生たち。そしてシンボル作成などの依頼をすることが初めてである、ながの協働ねっと理事と事務局。
9月、事務局から学生へ団体の説明プレゼン。
10月、5人の学生から8個のロゴの提案。学生一人ひとりがシンボルマークに込めた思いを話すと、学生によって「ながの協働ねっと」という存在がどのように見えるのか、どこを大切に考えて表現してくれたのかがわかります。
このロゴはつながりを強調
団体の特徴である「多様性」「未来志向」「つながり」を独自に表現したそれぞれのシンボル案はとても素晴らしく、込めた学生の思いを聞くと尚、1つに絞ることはとても悩みました。
その後、理事からそれぞれのロゴに対する評価コメントを集め、最終的に多数決を取り、接戦の上最終決定したシンボルがこちら。
今回選出されたこのシンボルを制作したのは、大竹葉さん。
明るい未来をイメージできる、今後使用していく中でチラシなどの広報ツールで映える、ぱっと見てわかりやすいなどといった点で評価されました。
とは言っても、どの作品にも団体らしさが表現されており、一つ一つ本当に真剣に学生のみなさんが取り組んでくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
後日、長野美術専門学校で、採用された大竹さん、今回採用には至らなかったものの、素晴らしい提案をしてくれた海老名さんに、感謝状が手渡されました。
大竹さんは、「自分が作ったものがさまざまなところで使ってもらえるのは、とても嬉しいし楽しみ」と採用された喜びを話しました。また海老名さんは、「今回取り組む中で、他の学生の作品を見て「こういう視点があるのか」などととても勉強になった」と話しました。
今回のロゴ制作を率いた相澤先生は、「今回依頼のあったシンボル制作はなかなかイメージしずらくハードだったが、学生たちも一所懸命取り組むことができてよかった」と話しました。
ながの協働ねっと理事の朝倉さんは、「自分が所属する第三地区住民自治協議会でも、街中に置く椅子を学生にデザインしてくれた。学生さんたちの力は素晴らしく、地域も活気づく。今後も一緒に取り組む機会があれば」と期待をこめて話しました。
今後このシンボルマークが多くの人の目に触れてもらえるよう、ながの協働ねっと一丸となって頑張っていきたいと思います。