【10/27更新】地域まるごとキャンパス取材「被災地長沼復興支援!byHopeApple」

10月24日、さつまいもの収穫と炊き出し体験のため、長沼支所近くのHopeAppleの畑に6人の学生が集まりました。

HopeApple(穂保被災者支援チーム)は、2019年の台風で被災した地域の支援活動を発災直後からしており、現在も長沼を中心に活動をしています。

この日は11月に地域の人との焼き芋会のためのさつまいもの収穫と、炊き出しのノウハウを多くの人に引き継ぐための炊き出し体験をしました。

学生たちは2つのチームに分かれ、それぞれ同団体のメンバーから教えてもらいながら作業を進めました。

炊き出しチームはおにぎりを握り、猪の肉を使った汁をつくりました。「イノシシの肉を初めて処理してドキドキした」と話す参加者も。

さつまいも収穫チームは、さつまいもを掘ったり、つると実を分けてリースの土台を作ったり。地域の大人から作業の流れを教えてもらい、スコップで掘る姿は真剣そのものでした。

この日、初めて活動に参加するという長野西高校の学生2人は、「なにか自分も復興支援をしたかったから」と、このプログラムを希望したそうです。

また、中には夏前から同団体の活動に継続して5回以上参加し、すっかりチームに溶け込み戦力となっている学生も多くいます。

地域まるごとキャンパスの条件の一つが3日以上の活動です。とはいえ、どうしてこんなに学生たちが継続して参加しているのでしょうか?

この日取材して感じたことは「一度参加した学生は離さない」という団体の想いです。

参加した学生とは積極的に話をし、継続的に声掛けをしている。それによって学生が「自分が必要とされている」と実感し、継続を続けていくモチベーションになっていると感じました。

同団体の代表、太田秋夫さんは「関わった学生には、どんどん主体的に動いてもらっている。ここでつながったボランティアは10年先も何かあったら手伝いにかけつけてくれるような存在になればいい」と話しました。