大豆島地区住民自治協議会は、月一回同地区公民館で乳幼児向けの子育て広場「まめっこサロン」を開催しています。
この夏、地域まるごとキャンパスを通じて、初めて学生のボランティアを受入れました。
サロンを運営する主任児童委員の小林厚子さんたちは、「学生のうちはなかなか知らない大人と接する機会がない。子どもたちと触れ合うのはもちろんだが、そのお母さんたちと話すことも学生たちには貴重な体験になる」と考え、地域まるごとキャンパスへのプログラムを提案することに決めました。
プログラムには、 人の高校・大学生が申し込みをし、8月と9月それぞれに分かれてサロンに参加することになりました。
サロン当日までに学生同士顔を合わせ、当日やりたいことの企画を出し合い、準備を進めてきました。
迎えた8月4日のサロン当日。
朝公民館には、一緒懸命ダンスの練習をする5人の高校生の姿がありました。
サロンが始まると、学生たちは積極的に子どもたちのところに駆け寄り、「一緒にお姉さんと遊ぼうよ」と声をかけ、本を読んだりかくれんぼをして子どもたちも楽しそう。
その後、リズム遊びの時間になり、「ブンバボーン」と「パプリカ」を踊りました。学生たちはこのときのために、各自宅で練習をしてきたということで、ばっちり覚えていましたよ。
手作りのイラストカードを使った絵合わせゲームでは、子どもたちがカードを探して走り回り、会場は大盛り上がり。
その後手遊びをたくさん楽しみ、最後は子どもたちに手作りの金メダルのプレゼントに大喜びの子どもたちでした。
サロンに親子で遊びに来ていた母親は「高校生のみなさんがこんなにいろんなことを考えてくれたことにびっくり。子どももお姉さんたちと遊べて楽しそうだった」と話しました。
小林さんは、「短い期間だったけどよく頑張って準備してくれた。今回反省点などもあれば次回参加する学生にも共有してもらい、また次回にも期待したい」と。
参加した学生は、「この近くに住んでいるが、こういったサロンを初めて知り参加した。企画の中身を考えたりイラストを描いたり、大変とは感じず楽しかった」と話しました。
ただサロンが終わった後の反省会では「もっとできたことがあったのでは」「自分の殻を破れなかった」といった反省点も出され、充実感とともに課題も感じた貴重な体験になったようです。
次回、9月1日は他の大学生の参加者が中心になって運営します。今度は何をするのかな?楽しみですね!